COLUMN


【熊本】早川倉庫は中と外と昔と今の綴じ目だ

2016.08.05

コラム「中と外の綴じ目」を担当します伊達の家守舎/都市設計の氏家です。
ぼくは、仙台と東京の二拠点で地域や企業のブランディングをやっているので
全国に足を運ぶことが多いのです。
なので、全国の事例をご紹介しつつ仙台につなぎこめれば、と。

で、熊本です。
お仕事で伺うことの多い土地であります。
残念ながら今年大きな地震に見舞われた熊本なのですが、
戦災から逃れたこの街には優れたリノベーションのモデルがたくさんあるのは
知られているところです。

hayakawasoko

 

 

 

 



で、早川倉庫。

早川倉庫は熊本市の中心市街地から車で10分ほどの古町エリアにあります。
古町エリアは400年以上の歴史がある加藤清正が熊本城築城の際につくった町人の街です。

現在もまだ多くの古い町屋が残っており、最近ではこの魅力ある町屋を
改装したカフェやレストランなどもあり人気のエリアになっているところ。

早川倉庫は明治10年に建てられた今年で築140年の大型木造建築。

hayakawayuzo

 

 

 






主の早川祐三さん。カッコいいですね。ミュージシャンでもあります。

hayakawasoko2

 

 

 

 

 

 

 





早川さんが一人でこの元酒蔵だったという倉庫を磨き、手直しして活用を始めたのです。

hayakawasoko3

 

 

 

 

 


ライブスペースとして使ったり。

kumamotoart

 

 

 

 

 

 




アートスペースとして使ったり。

sakagura

 

 

 

 

 


一番有名なのは毎年行われている酒蔵まつり。
熊本は実は日本酒が豊富で全県の酒蔵が集まります。
僕が初めて行ったのもこの酒蔵まつり。大盛況でした。

僕は、リノベーションて建築だけの話ではないと思っているんですよ。
ハードである建物とソフトであるコンテンツを結び付ける思想とでもいいますか?

そういう言い方からすれば、早川倉庫の場合は主である早川さんが主役で
歴史ある建物に吸い込まれるようにコンテンツが集まってきている、
と思うわけです。

熊本にお越しの際は一度覗いてみてください。
建物だけでも趣深いのですが、やっぱりここの真価は人が集まっているとき、
その時に片隅で微笑んでるかギターを弾いてる早川さんがいれば完璧です。

早川倉庫